日本赤軍を特集した番組を観て
昨日の風呂あがり、扇風機にあたりながら妻が観ていたテレビをしばし一緒に観ていた。その番組は「トリハダマル秘スクープ映像100科ジテン」。石原良純氏が司会のバラエティー(?)番組だ。
*写真は、番組HPより
ちょうどやっていたのが、「日本赤軍」のくだり。日本赤軍が設立されたのは、1971年4月。私がちょうど小学校に入学した年である。まだ世間のことにあまり関心はなかったが、「日航機ハイジャック事件」「テルアビブ空港銃乱射事件」などは、ぼんやり覚えている。
そこで、日本赤軍が起こしたとされる事件を調べてみた。
・テルアビブ空港乱射事件
・ドバイ日航機ハイジャック事件
・シンガポール事件
・在クウェート日本大使館占拠事件
・ハーグ事件
・クアラルンプール事件
・ダッカ日航機ハイジャック事件
・ジャカルタ事件
・三井物産マニラ支店長誘拐事件
・ローマ事件
・ナポリ事件
等等、(Wikiペディアより引用)実に凄惨な事件を引き起こしている。
番組ではちょうどテルアビブ空港銃乱射の再現ドラマをやっていたのだが、「革命」を実現するためには、手段も択ばず、罪なき人たちも巻き込んでのテロ行為は、許しがたい事件だったのだと、改めて知った。また、彼らが起こした事件の数々は、「革命」の為と言え、今考えれば酷い事件が数十年前にあったのかと思うと身震いがする。
日本赤軍と言えば、重信房子、奥平剛士、1970年代から1980年代にかけてパレスチナ解放人民戦線(PFLP)などパレスチナの極左過激派と連携
拠点を置いて活動を行っていた日本の新左翼系団体。(Wikiペディアより引用)幼いながら、奥平、重信という名前は、未だによく覚えている。
左翼系団体と言えば、昨年の安保関連法制定に際し、国会まで騒ぎ立て、つい最近解散したSEALsを思い浮かべるだろう。しかし、日本赤軍と比べればかわいいものである。
今は、新左翼と言っても下火になった。大学などでも活動しているのは、ごく少数だろう。それ以上に怖いのは、過激派組織ISに傾倒していく若者たちだ。
世界全体がポピュリズム化し、内向きの政治になりつつある今、若者たちには、世界の中の日本がどうあるべきか?という点を考えていってほしいものだ。