Eagle eye

政治、経済、社会のニュースを鷲の目で俯瞰します。

キルギスの中国大使館に自動車突入の自爆テロ発生

キルギスの中国大使館に自爆攻撃 犯人1人死亡、3人負傷
http://www.afpbb.com/articles/-/3099103

キルギスの中国大使館で自動車爆発 自爆攻撃との見方
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160830-37217877-bbc-int


「またテロか!?」とニュースを見ると旧ソ連キルギスにある中国大使館に車が突っ込んでのテロ事件と聞いて驚いた。

今やテロと言えば、イスラム国(ISIS)や連携するイスラム過激派組織による犯行を連想してしまうがそうではなかったことに驚いたのである。

中国と言えば、太平洋に向けた覇権主義を連想するが、今はそれだけにとどまらない。ユーラシア大陸全体を連携させ、いわば中国の手中に治めようという壮大な構想がある。

いわば「中華思想」である。

今回のテロ犯がキルギス人が中国に反発して発生したものかどうかはわからない。しかし、それは大いに考えられることである。

中国とキルギスは、国境が接している。

http://j.people.com.cn/94474/8397942.html

上記「人民日報」記事によれば、「戦略的パートナーシップ」を結び、天然パイプラインを始め、エネルギー、農業、交通などで協力関係を結んでいる(2013年9月)

しかし、これはあくまでも国家間の協定であって、国民生活にどれだけ影響があるかは不明である。

どこかしらで、国民の中国に対する鬱憤もたまっていたのかもしれない。

事件の真相は、見守らなければならないが、中国の強かさと周辺諸国の迷惑も顧みない“エゴ”は許されることではない。